坂本社労士のブログ

パートへ厚生年金適用拡大   ( 2012.01.12 )

厚生労働省は社会保障と税の一体改革素案の盛り込んだパート労働者の厚生年金・企業健保への加入拡大で、当面は従業員300人以下の企業で働くパートの適用を猶予する方針だ。中小企業の保険料負担が急増しないように対象者を絞る

。300人超の企業でも対象者は月収9.8万円以上に制限する激変緩和措置を検討する。政府は厚生年金・企業健保の加入条件を週30時間以上労働から20時間以上に緩め、約400万人のパート労働者を国民年金・国民健康保険から厚生年金・企業健保に移す目標を掲げ、2015年度までの実現を目指している。

今回の激変緩和措置で約7割は対象外とし、基準は段階的に緩め、最終的には400万人に適用を拡大する方針。

厚生年金・企業健保の適用拡大はパート労働者への給付を厚くする狙い。企業の負担が増え企業の反発は強まるが、パート労働者自身はどうなるのだろうか?それまでに国民年金に未加入の人が老齢基礎年金の受給資格を満たさない場合はどうするのか?企業健保の扶養になっている人は当然負担が増え、年金給付と相殺される可能性もある。個人個人での試算が必要である。

 

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