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傷病手当金支給は精神疾患が最多 ( 2012.10.28 )
中小企業が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は、病気や怪我で会社を休んだ時に支給する傷病手当金の給付状況をまとめた。2011年は精神疾患で給付を受けた会社員が一番多く、全体の26%を占めた。2番目はがんの19%で、循環器の疾患が11%で続いた。
うつ病やストレスで会社を休む人が増えており、中小企業のメンタルヘルス対策が急がれる。
協会健保が11年10月に傷病手当金を受け取った約7万8千人を対象に調査した。
精神疾患は1995年は全体の4%だったが、07年には約20%になり、11年には全体の3割弱を占めるまでになった。
がんも95年の14%から増えている。一方、循環器系や消化器系の疾患は減少傾向にある。がん検診などの浸透で早期に病気を発見し、予防する意識が高まっている事が背景にあるとみられる。
精神疾患も早期発見と早期治療が重要である。健康診断でのアンケートの実施や会社全体でのうつ病対策を中小企業も早期に実施する必要があると思われる。
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