坂本社労士のブログ

JALに「アメーバー経営」を移植   ( 2012.01.19 )

「JALフィロソフィー」。こんな題目の小冊子がJALに存在する。著者は稲盛名誉会長だ。JALの経営再建は、この冊子抜きには語る事はできない。

印象的なのは、「人生・仕事の結果=考える×熱意×能力」という項目。能力が多少劣っていても、熱意と考える力で大きな結果が得られる、という意味だそうだ。

ポイントは「考える力」だという。それにはマイナス100~100までの幅があって、プラスであれば会社のためになる。だが、マイナスなら、とんでもない結果も引き起こす、という稲盛氏の警鐘のもなっている。

これは、稲盛氏が自身の集大成と話す「アメーバー経営」に通じる。「アメーバー経営」とは小さな組織に分かれ、ひとりひとりが経営者のように考えて働き、会社も自分も高めていくこと。小さな組織のひとつひとつが黒字化したら(つまり、ひとりひとりが良い考えで成果を上げようとしたら)会社は全体で黒字化する。という事を言っている。

 

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