坂本社労士のブログ

平成24年度、一般労働者の賃金(月額)   ( 2013.05.05 )

厚生労働省は、平成24年度「賃金構造基本統計調査(全国)」の結果を取りまとめ、公表した

全国の賃金についての集計結果で、対象は抽出された10人以上の常用労働者を雇用する民間の6万4610事業所のうち、有効回答を得た4万9230事業所となっている。

6月分として支払われた所定内給与額の平均値であり、毎月支払われる給与から時間外労働、深夜労働、休日労働などに対する手当を差し引いた額で、所得税などを控除する前の額である。

「調査結果のポイント」

・男女計の賃金は29万7700円(年齢41.7歳、継続年数11.8年)、男性は32万9000円(年齢42.5歳、継続年数13.2年)、女性は23万3100円(年齢40.0歳、継続年数8.9年)

・東京は男女計の賃金36万5200円、男性40万2500円、女性28万3700円

・学歴別でみると(30歳~35歳)大学・大学院卒31万0000円、高専・短大卒26万1000円、高校卒25万2000円

・企業規模別でみると(30歳~35歳)大企業(1000人以上)25万0900円、中企業(100人~999人)23万3200円、小企業(10人~99人)20万9600円

・産業別では最も高いのは男性では金融・保険業(年齢42.6歳、勤続年数16.1年)46万5300円、女性では教育・学習支援援業31万500円となっている。最も低いのは男性ではサービス業・他に分類されないもの(年齢44歳、継続年数8.8年)26万2600円、女性では宿泊業・飲食サービス業(年齢40.4歳、勤続年数7.2年)18万8100円となっている。

・短時間労働者の賃金(1時間当たり)は男性が1094円、女性が1001円となっている。東京は男性が1234円、女性が1182円となっている。

賃金設定時の参考にされてください。

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